PLUSLAB 愛知工業大学 モバイルコンピューティング研究室

RESEARCH

研究テーマ

PlusLabでは、ネットワーク通信、IoT・センシング、分散処理などの技術を通じて、機器や人、現場の情報をつなぐ研究に取り組んできました。これまでの発表論文に基づき、各テーマの目的と主な取り組みをご紹介します。

直近5年に発表があるテーマ

10件
45 直近5年
通算 95件
セキュアオーバーレイネットワーク CYPHONIC ネットワーク環境の違いや端末の移動を越えて、機器どうしの暗号化通信を実現するオーバーレイネットワークの研究です。CYPHONICにQUICを組み込み、IPv4・IPv6が混在し、NATやファイアウォールがある環境での接続性を検討しています。通信の中継に伴う負荷や遅延を抑える経路最適化、パケット損失時の性能改善、既存のIoT機器を接続する仕組みの設計・評価を進めてきました。 2019年から 最終発表 2026
16 直近5年
通算 21件
RFID による測位・センシング RFIDタグから得られる電波の情報を使い、物品の位置や移動方向を推定する研究です。受信信号の強さと位相、アンテナの配置を組み合わせ、周囲の環境による変動を考慮した測位・追跡手法を検討しています。読み取り状態をクラウドで可視化する解析基盤の試作に加え、周囲のWi-Fi信号を反射して情報を送る低消費電力通信の研究も行ってきました。 2017年から 最終発表 2026
9 直近5年
通算 12件
NEW
分散処理基盤とエッジコンピューティング IoT機器が生み出すデータを、クラウドに集めるだけでなく、現場の複数の機器で分担して処理する基盤の研究です。InfoFlowでは、サービスの処理手順を画面上で設計し、機器ごとに分割・配置する仕組みを検討しています。ソフトウェアの組み替えやコンテナ管理を通じて、機器を交換せずに機能を変更しやすい、柔軟なエッジサービスの構築を目指します。 2021年から 最終発表 2025
6 直近5年
通算 22件
BLE を用いた IoT センサシステム Bluetooth Low Energy(BLE)を用い、ひとつのセンサ機器を複数のアプリケーションやサービスから利用できるIoTシステムの研究です。接続時のデータ取得と、接続せずに情報を受け取る配信方式を組み合わせ、機器の共有を検討しています。複数の処理を並行して実行する制御機構を設計・評価し、限られた計算資源を活かしてサービスごとの専用機器開発を減らすことを目指します。 2015年から 最終発表 2025
5 直近5年
通算 120件
NTMobile 端末が移動して接続先やIPアドレスが変わっても、通信を継続するための技術を扱う研究です。NTMobileは、仮想アドレスとトンネル通信を用いて、IPv4・IPv6の混在やNATによる接続の制約に対応します。Android端末での実装、Wi-Fiと携帯電話網の切り替え、通信フローごとの経路選択、SIPなどの応用を検討し、QUICを用いた暗号化通信への拡張も提案してきました。 2011年から 最終発表 2025
4 直近5年
通算 8件
生活行動の認識とフィードバック ビーコンとスマートフォンを連携させ、人がどこにいて、誰と一緒に行動しているのかを把握する研究です。同じ場所に滞在した時間や行動の重なりから、人どうしのつながりを推定する仕組みを検討しています。また、Wi-Fiの信号を利用して、建物内でどの部屋にいるのかを推定する技術も扱っています。こうした位置・行動情報を通じて、人や集団の活動を可視化し、交流や空間の利用状況を理解することを目指します。 2020年から 最終発表 2026
4 直近5年
通算 6件
救急搬送の意思決定支援 救急車の運行データを活用し、搬送先や経路の判断をデータで支える研究です。車両の位置・状態・走行速度を記録するAVMの既存データから、搬送先候補の推定、渋滞箇所の可視化、搬送実績の地図表示を行う仕組みを検討しています。名古屋市のデータを用いた試作システムで基礎的な動作を確認し、救急搬送の傾向を把握する情報基盤の構築を目指します。 2019年から 最終発表 2026
3 直近5年
通算 12件
車車間通信と軌跡予測 車両間で交換する位置や速度の情報をもとに、周囲の車両を追跡し、将来の動きを予測する研究です。通信機器の違いや情報の届きにくさを考慮し、定期的なビーコン送信、必要に応じた中継、軌跡予測を組み合わせる方式を検討しています。GPS情報の誤差を考慮した協調的な予測も扱い、限られた通信条件で周辺車両の状態を把握することを目指します。 2015年から 最終発表 2024
2 直近5年
通算 12件
FA・製造現場の制御と異常検知 製造現場の機器や配線の状態を捉え、異常の発見や保守、検査の自動化につなげる研究です。機器どうしの振動や熱などの相互作用をモデル化する異常検知と、深層学習による配線・部品の画像検査を検討してきました。実画像や3DCGを用いて、接続間違い、端子外れ、断線などの検査を試み、少量生産や複雑な装置にも対応できる方法を探っています。 2013年から 最終発表 2023
1 直近5年
通算 101件
アドホック・センサネットワークと無線ネットワーク 端末やセンサが協力して情報を届け、用途に応じて自律的に動作する無線ネットワークの研究です。中継経路の選択、複数端末による協調送信、必要なセンサだけをまとめるグループ化などを検討してきました。情報を中央の管理機器に集める方式だけでなく、近隣の機器がデータを交換して処理する仕組みを試作・評価し、通信効率と柔軟な運用の両立を目指します。 2005年から 最終発表 2023

それ以外のテーマ(直近5年に発表がない)

7件
0 直近5年
通算 129件
OFDM・CDMA 移動通信方式 移動や電波環境の変化がある中で、無線通信を効率よく行うための基礎技術を扱う研究です。OFDM信号の電力ピークを抑える送信方式や、複数端末が同じ信号を協調して送る方式を提案・評価してきました。CDMAではマルチホップ構成の下り通信の特性などを扱い、シミュレーションやソフトウェア無線を用いた実験を通じて、通信品質と伝送効率の改善を検討しています。 2000年から 最終発表 2014
0 直近5年
通算 28件
屋内測位・歩行軌跡とヘルスセンシング 建物内の人の位置や動きを、スマートフォンや身近なセンサで捉える研究です。加速度や角速度から歩行方向と軌跡を推定し、複数の軌跡を統合して屋内の空間構造を把握する方法を検討してきました。また、放射温度センサによる温度分布から転倒を検出するなど、位置・行動のセンシングを生活環境の理解や見守りに役立てる技術を扱っています。 2013年から 最終発表 2020
0 直近5年
通算 23件
参加型センシングとオープンデータ活用 地域の情報を集め、使いやすい形で暮らしに役立てるサービスの研究です。スマートフォンとBLE機器が利用者の操作を介さずデータを集める参加型センシングや、自治体ごとに異なるオープンデータの項目を整理・補完する仕組みを検討してきました。子育て支援や地域の推薦サービスも試作し、データ収集から情報提供までをつなぐ方法を評価しています。 2014年から 最終発表 2016
0 直近5年
通算 15件
セキュリティと認証方式 利用者や通信相手を確かめ、情報を安全にやり取りするための認証・通信方式の研究です。パスワードと端末内の乱数を組み合わせる認証、運転時の加速度から本人と詐称者を識別する手法、不正な通信パケットを早期に除外する方式を検討してきました。グループ内で共有する暗号鍵の生成・配布も扱い、安全性と使いやすさ、処理負荷のバランスを評価しています。 2015年から 最終発表 2019
0 直近5年
通算 12件
ドローン・フィールドIoT ドローンや農業フィールドなど、屋外で使う機器の通信・センシングを扱う研究です。ドローンの接続先ネットワークが変わっても、センサ情報と操作情報を継続して交換できる遠隔制御方式を提案してきました。農業分野ではThreadネットワークを用いた自動灌水システムを試作し、現場のデータ取得と機器制御をつなぐIoTの構築を検討しています。 2009年から 最終発表 2019
0 直近5年
通算 8件
ITS向け通信技術 道路と車、車と車の間で、走行や安全に関わる情報を届ける通信技術の研究です。大型車による遮蔽や車両の移動で通信が不安定になる状況を想定し、周辺車両への情報配信と、適切な車両を使った中継方法を検討してきました。短い遅延で情報を広めることと、車両が増えた場合の配信効率を両立するため、通信方式を設計しシミュレーションで評価しています。 2006年から 最終発表 2012
0 直近5年
通算 1件
ヘルスケア 普段携帯するカード型の機器を、日常の活動記録に活用する研究です。省電力マイコンとセンサをRFIDカードに組み込み、社員証のように持ち歩きながら運動量を記録する仕組みを検討してきました。関連する試作研究では、RFIDの読み取り設備とのデータ連携も扱い、特別な健康管理機器を持ち歩く負担を抑えた活動量の把握を目指しています。 2017年から 最終発表 2017

「直近5年に発表があるテーマ」とは、最新の発表年を含む5年間に業績が1件以上あるテーマのことです。発表実績だけで決めており、研究が現在も続いているかどうかを示すものではありません。